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バルダーズゲート2
シャドウ・オブ・アムン攻略記
(その2)
●2004年10月26日(火)・陰謀うずまく街にて(第3章その1)
ハーパーズとの微妙な経緯を通じて、ジャヘイラとヨシモ、そしてナリアの3人がレベルアップしました。 ●ナリア(HP65):人間のレベル11メイジ(元レベル4シーフ)・女性。 これで、ジャヘイラはレベル6呪文を使えるようになりました。 ・サーカス団長になったクァイルと再会し、弟子のエアリーを仲間にする。 結局、ハーパーズを全面的には信用できないと分かり、基本的には不干渉の態度で臨むことにしたNOVAでした。 まずは、簡単そうな5のクァイルへのあいさつから。 何はともあれ、クァイルは「時間があったら」と言ってくれたので、お言葉に甘えて、先に他の用事を片付けることにします。 以上の葛藤もあって、結局は3の官憲に接触することに。 PS:ここで、いったんBG2は中断。クァイルさんの昔話「アイスウィンド・デイル」にしばし出張します。 |
●おまけ(バルダーズ・ゲート1の仲間キャラたち) ・アジャンティス:本記事の主人公同様、ローフルグッドのパラディン。バルダーズ・ゲートの橋付近の村落にいたらしいが気付かず。 ・アローラ:カオティックグッドのハーフリング女盗賊。バルダーズ・ゲート西地区のカラクリ博物館に出現した。仲間にできたとは気付かず。 ・イェスリック:ローフルグッドのドワーフ戦士/僧侶。クロークウッド森内の鉱山で遭遇。この人も仲間にできたんですね。 ・イモエン:ニュートラルグッドの盗賊。主人公の幼なじみということで、最初から仲間に付いて来ます。再プレイでは外して、別の盗賊を仲間にする手もありますね。一応、BG2を見る限り、途中で魔法使いに転職させるのが、王道プレイだったらしい。現在、カウルド・ウィザードに捕まり、主人公の救出を待っている。 ・ヴィコニア:ニュートラルイービルのドロウエルフ僧侶。ベルドベールというところにいたらしいですが、そこは野盗の弓部隊の連続射撃に耐えられず、攻略を後回しにして、結局探索しなかった場所。BG2でも登場しますが(ガバメント地区で火あぶりにされかけていたところを救出)、邪悪キャラなのでパラディン主人公では、仲間にしませんでした。邪悪プレイなら、お勧めキャラらしいですが。 ・エドウィン:ローフルイービルのコンジュラー(召喚魔術師)。ナシュケルで遭遇した。ダイナヘールの抹殺を企んでいたが、返り討ちにした。それでも実は生きていたらしく、BG2で登場するらしい。邪悪プレイなら、お勧めの魔術師だそうだ。 ・エルドス:ニュートラルイービルのバード。クロークウッドの森で遭遇。性格上の問題で仲間にせず。 ・カイヴァン:カオティックグッドのレンジャー。NOVAお気に入りのキャラだが、パーティー構成の都合で泣く泣く別れることになった。で、アイスウィンドに出張してもらったのだけど、この記事を書く際の調査で、重大な事実に気付く。何とこのキャラ、種族はエルフでした(爆)。うわあ、アイスウィンドでは人間で作っちゃったよ。う〜ん、時空移動の際に「種族転換」が起こってしまったのか、それとも、単に似た別人としておくか(苦笑)。今さら、キャラを作り直して、再プレイする気もないしねえ。 ・カゲイン:ローフルイービルのドワーフ戦士。ベレゴストの街で遭遇。性格上の問題で……。 ・カリード:ニュートラルグッドのハーフエルフ戦士。前作の仲間としてがんばったんだけど、BG2では序盤に死体で発見された。合掌。 ・クァイル:カオティックニュートラルのノーム。幻影魔術も使える天才神官として登場。BG2では仲間キャラ・エアリーの師匠として大抜擢。アイスウィンドにも出張して活躍(する予定)。 ・ゲーリック:カオティックニュートラルのバード。ベレゴストの街で遭遇。仲間にできたと気付かず。
BG2にもこっそり登場しており(仲間にはできないけど)、女騎士に口説き歌を贈っています。 ・サファナ:カオティックニュートラルの女シーフ。ソードコーストの海岸付近にいたそうな。 ・シャルティール:カオティックイービルの女戦士。ラースウッドの森を越えた林にいたそうな。この辺りも、強力な野盗に邪魔されて、探索しなかったよなあ。まあ、どちらにせよ、性格上の問題で……。 ・ティアックス:カオティックイービルのノーム僧侶/盗賊。バルダーズ・ゲート南西部にいる。たぶん、会ったと思うが、印象薄し。 ・ファルドーン:トゥルーニュートラルの女ドルイド。クロークウッドの森にいるらしい。 ・ブランウェン:トゥルーニュートラルの女クレリック。ナシュケルのカーニバルで石化されているのを助けた。でも、仲間にはせず。ジャヘイラ&カリードの代わりに、彼女とカイヴァンを仲間にする選択もあったなあ、と思います。 ・ミンスク:ニュートラルグッドのレンジャー。ダイナヘールの忠臣として活躍したが(NOVAのプレイでは、HPの伸びなさに悩まされたものの、能力的に優秀な戦士なのは確か)、BG2では彼女を失ったことで、復讐鬼になる。だからなのか、性格がカオティックグッドに変更されている。 ・モンタロン:ニュートラルイービルのハーフリング戦士/盗賊。ツァーの連れとして、二人同時に序盤で加入し、性格の問題で別れることに。BG2で、彼を救出したつもりが、それはハーパーズの罠だった。本人はおそらく、すでにハーパーズに始末されている、と思われる。 以上、25人のキャラを仲間にできるわけで、再プレイでは違うメンツでパーティーを組んだりする楽しみもあるんですね。まあ、NOVAはそんな暇も気力もないけれど、一応、ゲームの奥深さを再実感ってことで。 |
●2007年9月12日(水)・再開前のおしゃべり NOVA「前にプレイしたのは、2004年10月かあ。何だか時間旅行をしてきた後みたいだなあ(笑)」 ヨシモ「何を、つまらないこと、言ってるアルか? 待たされた者の身にもなって欲しいヨ」 NOVA「まあ、そう言うな。あの後、こっちもいろいろあったんだよ。氷の世界での冒険を終えてから、ドラゴンの血族として馬王女を愛したり、黒衣の魔法使いの冒険と恋愛成就を見届けたり、時空戦士として悪の魔術師を倒したり、最近もまた、女戦士として魔女を倒したり、邪悪なコンピューターの暴走プログラムを制止したり、邪悪パーティーの動向をはらはらしながら見守ったり、とにかく忙しかったんだ。ただ単に遊んでいたわけじゃない!」 ヨシモ「……って、全部、ゲームの中の話アルね。それを世間では、『遊んでいた』と言うのことヨ」 NOVA「うう、年始の時間があるときに、何とか再開しようと思っていたんだ。それなのに、2006年初めは嵐に見舞われたり、2007年初めは足の骨を折って入院生活だったり、とひどい目に合ってばかりで……」 ヨシモ「BG2をいつまでも終わらせないから、罰が当たったのヨ。これに懲りたら、来年は災厄に見舞われないよう、とっととゲームを進めるアルね」 NOVA「BG2をプレイしないことと、ぼくが不運に見舞われることの間に、何の因果関係があるのか、よく分からないんだが……」 ヨシモ「きっと、囚われの身になったまま、いつまでも助けてもらえないイモエンの呪いが影響しているのヨ」 NOVA「呪いなんて、そんな非科学的なことを」 ヨシモ「いや、ここはファンタジー世界だから、非科学的なことも当然あるわけネ。現に、『カース』(呪い)って呪文もあるくらいだし」 NOVA「……分かった。イモエンを早く助けられるよう、がんばるよ。でも……そうなったら、君とはお別れになるな」 ヨシモ「ヘッ?」 NOVA「一応、時空戦士として、いろいろ未来世界を見てきたりもしたからなあ。君の運命も、ちょっと知ってしまったわけだ」 ヨシモ「そ、それって、どうなるのことヨ?」 NOVA「さあ。ぼく自身は『人の運命は誰にも見えない。自分で切り開け。甘えてはいけない♪』という詞が好きなんだけど、君の運命だけは、どうにも変えようがないと思うんだなあ」 ヨシモ「う、それは……困るアル」 NOVA「フフフ。放置されたまま忘れ去られるのと、不幸な運命に見舞われると知りながら突き進むのと、君はどちらを選ぶ?」 ヨシモ「……しばらく見ない間に、卑怯を通り越して、邪悪になったアルね」 NOVA「誉め言葉と受け取っておくよ……って、これじゃいけない。このゲームでは聖騎士NOVAをプレイしないといけないんだったな。もっとも、彼も邪神の子としての自分自身から目をそらして逃げている状態から、いかにして運命を受け止めつつ、積極的に切り開くよう行動するか、これが、このゲームの物語の核だと思うよ。運命に翻弄されながらも、雄々しく立ち上がる! いかにも英雄物語の主人公じゃないか」 ……ということで、自分の書いた過去記事を読み返しながら、聖騎士NOVAのロールプレイ感覚を取り戻そうとしているプレイヤーのNOVAです。 |
●2007年10月3日(水)・カルト宗教と、墜ちたパラディン(第3章その4)
ブリッジ地区の殺人事件を解決した聖騎士NOVAは、次に劇団長の依頼を果たすことにします。 ヘルムは「守護と力」を司るローフルニュートラルの神さま。真実を見抜く眼力と、弱きを守る剣の技を司っています。所属する神官戦士は、通称「シールドナイト」と呼ばれています。 ラサンダーは、「再生と創造、若さ」を司る太陽神。アンデッドに対して強く、神官戦士の通称は「モーニングナイト」。 そして、タロス神は、モモ、ウラ、キン、リュウとは何の関係もなくて(当たり前だw)、「嵐と破壊、反乱」を司る邪悪な神。いや、日本神話のスサノオとか、ルーンクエストのオーランスに相当するんだろうけどね 。神官戦士は通称「ストームナイト」と呼ばれますが、TRPGのTORGとは何の関係もありません(いや、TORGのプレイヤーキャラクターが「ストームナイト」と言う、マニアックネタなんですがね^^;)。 ……残念ながら、NOVAが信仰している「正義と裁きの神ティール」の神殿は見当たりませんが、ちょっとした物見遊山も含めて、地区をうろついていますと、変な演説をしている人がいます。 「ここにいるのは、偽りの神ばかりだ。真実は、自らの眼を捧げたときに、心の中に示される!」
うわ、神殿の真っ只中で、ケンカ売ってるよ、この人……と思い、じっくり話を聞いていると、どうやら自分で目をつぶして、盲目になることで、新たな真実が啓示される、とのことです。
ともあれ、変な主張をしている輩にも付いていく人はいるみたいで、既存の体制に不満を持つ不幸な農民なんかが、彼を支持しているようです。
さらに、テンプル地区には、レディエント・ハート騎士団という聖騎士組織がありまして、フリーとはいえ聖騎士を名乗る者としては、顔を見せておこうと思いました。
まず、「アンシーイング・アイ教団」の方に取り掛かりますが、連中のアジトは「下水道」らしいので、「劇団員捜索任務」と一石二鳥と思い、早速潜ってみます。
ブリッジ地区では、堕落した元聖騎士の一団が、密輸業者と接触しているらしいですが、その時間は夜。
そして、密輸業者と接触している堕落聖騎士団を発見。
宿屋に戻ると、次なるイベントが。 |
●2007年10月4日(木)・ナリア救出(第3章その6)
誘拐されたナリアを救出するため、敵対する貴族の不正の証を手に入れようとするNOVA。
最初に向かったのは、スラム地区です。
はい、聞けました。 怪しい男「次に、ガバメント地区の、イサイアの館に入れば、いろいろなことが分かるかもしれませんよ」
不法侵入ですな(爆)。 ヨシモ「今のヨシモには無理アルよ。シーフの技能は封印中ネ」 そんなことは分かっている。ええと、エアリー、確か「ノック(開錠)」の呪文は使えたよな。
エアリー
「うん、使えたよ。でも、今日は覚えてきていない。レベル2魔法は、いつもミラーイメージ(分身)と、ウェブ(クモの巣)と、スティンキングクラウド(悪臭煙幕)と、メルフズアシッドアロー(酸の矢)を覚えるようにしているんだ」 ヨシモ「そんな、白々しい言い訳を羅列しなくてもいいアルね。盗みはビクビクすることなく、あくまでプロの仕事と割り切って、冷静沈着に……」 NOVA「いや、ぼくは盗みのプロになるつもりはないし。戦いのプロは自認するけどな」 ヨシモ「つまり、人殺しのプロってことヨネ。それって、いばれることアルか?」 NOVA「う、ぼくが戦うのは、悪党だけだ」 ヨシモ「だったら、悪党から盗むのも問題ないアルよ。少なくとも、盗みは命までは奪わない分、良心的アルね」 NOVA「そ、そうかな?」
だんだん、盗賊の論理に染められかけている聖騎士だったりします(笑)。 NOVA「おお、不正の跡を記した会計帳簿と、抜け荷の証拠となる御禁制の宝石だ。とんでもない物を発見してしまった!」
……と、どこかの「ICPOの警部」みたいな白々しいセリフを口にしつつ、贋金ゴート札ならぬ不正の品
(証拠2)を入手した次第。
こうして、証拠の品がそろったので、いよいよ裁きの場へ向かいます。 ナリア「ごめんなさい。私のせいで迷惑かけて」 NOVA「いや、こっちも今回の件でよく分かったさ。君が、このパーティーにとって、かけがえのない仲間だってことが。これからも、よろしく頼む。君の盗賊技能は頼りにしているよ」 ナリア「……あのう、私、今は魔術師なんだけど……」 NOVA「もちろん、魔術師の技も大事さ。でも、やっぱり盗賊がいないと!」 ヨシモ「わたしの技の封印が解けるまで、よろしく頼むのことヨ」 ナリア「分かったわ。盗賊だろうと、魔術師だろうと、できることは何でもするわ」 こうして、ナリアにまつわる事件を、無事に解決した一行。さらにアスカトラの街の探索は続きます。(つづく)
PS:ここまでの冒険でレベルアップしたのは以下の3人。 ●エアリー(HP42):アヴァリエルエルフのレベル9クレリック/レベル9メイジ・女性。 |
●2007年10月12日(金)・次元牢獄(第3章その8)
比較的のんびりした気分のシティーアドベンチャー(都市冒険)が、
着いた場所は、プレイナー・プリズンと呼ばれる牢獄です。
……と、のんびり語っている場合ではありません。
で、気付くと、さっきから「完全に無視されていた脱走奴隷が、何か言いたそうな目で」我々の方を見ていました。 脱走奴隷「ふう、やっと話しかけてくれましたか。ここは次元の牢獄です。あんさんらの連れの劇団の方々は、奥に連れて行かれました。門が閉まってしまったので、ここから出るには、次元を操る魔法が必要です」
え? 門が閉まったって? あ、確かに。 脱走奴隷「……監視者の連中は、わしら奴隷に洗脳首輪をつけて、命令に逆らえないようにしています。監視者を倒すためには、洗脳首輪をコントロールしている装置を発見し、それを操作して、奴隷の反乱を扇動させるのがいいでしょう。さもないと、あんさんらは監視者だけでなく、大勢の奴隷まで相手にしないといけません」
うむ、情報ありがとう。 脱走奴隷「……いや、たまたま、偶然、運のいいことに、わしの首輪は壊れていたんです。だから、自分の意志を保てて、うまく脱出の機会をうかがってたんやけど」
うわ、何だか、物すごいご都合主義のような気もするけど、情報提供の役目、おつかれさま。 ……ということで、牢獄内を歩いて、コントロール装置を発見します。ただし、それを見張っている奴隷もいまして。 奴隷「侵入者を倒すんだ!」
ええい、邪魔をするんじゃない……と、ただ操られているだけの奴隷をやむなくボコボコにする一行。 ナリア「あ、何だか、きれいな首輪、発見♪ マジックアイテムかしら。試しに着けてみるわね」
……て、オイオイ、それ、洗脳首輪だって。 コントロール装置「エラー。エラー。本機への操作にはマスタリー・オーブが必要です」 あ、そう。だったら、マスタリー・オーブを持っている奴を倒さないといけないんだね。さらに奥へGO!
途中、転送装置の罠が仕掛けられていて、パーティーを分断されるなどの難関もありましたが、(リセット押して)うまくすり抜けて、後はヘイスト掛けての力押しで一挙攻略。 マスタリーオーブを入手後は、コントロール装置を操作して、奴隷解放バトル。何だかデジャブ……と思っていたら、こういう記事も昔、書いていたんですね。大体、レベルも、似たような時期ですか。 こうして、次元牢獄を制圧した我々は、マジックアイテムもいっぱい手に入って、ほくほく顔で、団長さんとエルダリスを救出しました。 団長「私は、このまま次元界の旅を続けます。あなたはどうしますか、エルダリス?」
エルダリス「私は、助けてくれたNOVAさんに恩を返すため、同行するようにします」 団長「そうですね。それがいいでしょう。では、NOVAさん、元の世界への帰り道はあのゲートです。ごきげんよう」 いや、ごきげんよう……って団長さん、あなたのその次元移動の能力使って、イモエン救出の協力は…… エルダリス「おお、囚われの幼なじみの小鳥を救出するとは。これぞ冒険。私も手伝いましょう♪」 そうか? だったら、君は次元移動できる? エルダリス「それができるのは団長だけだ。私にできるのは、歌って語って、華麗に舞うことだけ♪ 戦いの舞台に、華麗な華を咲かせることだけ♪ 囚われの小鳥を救うために、そのさえずりに耳をすませましょう♪」 ……次元移動のできない、ただの芸人には用はない。さようなら。 こうして、救出したエルダリスと別れて、次のクエストに挑むことにしたNOVAでした。舞台は再び、アスカトラへ。(つづく) PS:次元牢獄のクエストで、ナリアを除く5人がレベルアップします。
●主人公NOVA(HP114):人間のレベル10キャバリエ・男性。
●ジャヘイラ(HP83):ハーフエルフのレベル9ファイター/レベル12ドルイド・女性。 |