テンプル・オブ・エレメンタル・イーヴィル
邪悪寺院の戦士たち
●はじめに(2005年12月20日) 昨日、「プール・オブ・レディアンス」の記事が終了。好評連載……だったかどうかは分かりませんが、自分の満足できる記事には仕上がりました。 で、次は「BG2シャドウ・オブ・アムン」も終わらせないとなあ、とは思っているんですが、それとは別に「POR」の続編も始めたい、と考えたりするわけで。
一応、自分的な位置づけとしては、「プール・オブ・レイディアンス」の続編が、本作「テンプル・オブ・エレメンタル・イーヴィル」と思っております。いや、まあ、移植会社が同じ「メディアクエスト」で、パッケージが似ているって理由なんですが。 さて、前書きでは、本作がどういうゲームか、の紹介も行うわけですが、
では、まあ、上手くまとまるかどうかは相変わらず何も考えていませんし(むしろ無謀なパーティー構成すら意図している^^;)、プレイ時間も結構掛かると思うので、 |
●2005年12月20日(火)・邪悪な冒険者たち(Evil Riders& Ranger)
BGから数えて、D&Dのリプレイ記事も5つめ(IW、POR、そして未完のBG2をはさむ)。 そんな魅力的な邪悪プレイですが、難点が一つ。 次に、王蛇のライバルとして、病弱な体に鞭打って戦った北岡先生ことゾルダも呼んで来ます。 ●ゾルダ(北岡):レベル1ウィザード、ローフルイーヴィル ●キラー(仲代):レベル1バード、ニュートラルイーヴィル ●リジェ:レベル1クレリック、ニュートラルイーヴィル あ、念のため、種族は王蛇とキラーが人間で、他がハーフエルフ。割と線の細いキャラをハーフエルフにしました。仲代先生も線が細いといえば細いのですが、彼は人間以外ありえないと思います。だって、しょっちゅう、トップゲイラーにそう呼ばれていましたから(笑)。 |
●2005年12月20日(火)・炎の旅立ち(Fire Beginning) リジェ「あ、燃えてる」 ……ということで、「ニュートラルイーヴィル」スタートは、いきなり火災現場からスタートです。 教会僧「おのれ! タージョン様さえいれば、貴様らなぞに、この聖カスバート教会が破壊されることなど……」 どうやら、そういうことらしいです。 ナイト「……」 あっさり(というか天然に)悪事に順応している4人に対し、一人だけ違和感を覚える秋山蓮でした。しかし、シナリオは彼の悩みを意に介することなく、進んでいきます。 おもむろにバトルスタート。 ナイト「戦わなければ、生き残れない!」 ナイト「おい、北岡を助けないのか?」 王蛇「うおおお、北岡! 許さん」 本当に、どうしようもないです(苦笑)。本来、有利さを追求するなら、ジミーみたいにCONを高くして、「頑健な魔法使い」を作るのがセオリーなんですが、頑健な北岡先生って、原作キャラに合わないですからねえ。
王蛇「……やめた。こんなひ弱で情けない奴を殴っても、イライラは治まらない。もっと殴り合いがある奴に育つまで、お前は見逃してやる」 |
レベル1パーティーの能力紹介 ●王蛇(浅倉威):レベル1バーバリアン。HP18。AC16。カオティックイーヴィル 能力値:STR17、DEX14、CON17、INT10、WIS10、CHA13 得意スキル:威圧5、聞き耳4、サバイバル6 フィート:軍用武器習熟、楯習熟、中装鎧習熟、高速移動、バーバリアンの激怒 自給自足、追加HP 肉体ST5、反応ST2、意志ST0 ・コメント ・コメント
●キラー(仲代壬琴):レベル1バード。HP8。AC13。ニュートラルイーヴィル ・コメント
●リジェ:レベル1クレリック。HP9。AC16。ニュートラルイーヴィル ・コメント
●ナイト(秋山蓮):レベル1ローグ。HP8。AC17。トゥルーニュートラル ・コメント |
●2006年1月2日(月)・タージョン(The
Devine Fighter) ホムレット村で、些細なお使い任務を果たしながら、ついに聖カスバート教会のお偉方、タージョン司教と対面する邪悪戦士たちです。 王蛇「やい、タージョン。お前のいた寺院は、燃やしてやったぜ。お前にも死んでもらう」 バキ、ドカ、ガス…………ゲームオーバー(;;)。 しくしく。さすがに、1レベルの冒険者じゃ、司教レベルの信仰戦士には手も足も出ません。もっと経験を積まないといけないようです。 リジェ「あ〜あ、負けちゃった」 何だか、強圧的なタージョン司教です。これって、こちらが邪悪パーティーだからなのか、それとも善良パーティーでもこういう厳格なキャラなのか気になるところ。
キラー「で、結局、尻尾を巻いて退散してきたわけか?」 こうして、最初の探索場所、モートハウスに向かうことになった一行です。果たして、そこで待ち受けるものは? (つづく) |
●特別コラム:グレイホークの信仰2 & フォーゴトンレルムとの対応 王蛇「うぉぉぉぉ、早くオレに戦わせろ!」
キラー「さて、秋山、残っているのはお前だけだ」 なお、これらグレイホークの神々は、D&D3版の基本ルールで推奨されている神格だったりします。参考までに、フォーゴトン・レルムの神々との対応関係も見てみると、 ●ヴェクナ:ヴェルシャルーン、シャア ●ファラングン:ショーンダカル、セルーネイ ショーンダカルは、旅を司る風の神。PORでも紹介済み。 ●エリスヌル:ガラゴス、シアリック、マラー ガラゴスは、戦争と破壊、略奪を司る神。 ●ボカブ:アズース、ヴェルシャルーン、サヴラス、ミストラ アズースは、ウィザードの神。 ●オリダマラ:オグマ、スーニー、タイモーラ オグマは知識の王で、PORのジミーが信仰していました。アイデアと物語を守護する点が、オリダマラとの共通要素。 ●聖カスバート:ティール、ヘルム、ホアー 記事の性質上、邪悪な神が多くなるので、正義側についても一つ。 |
●2006年1月2日(月)・モートハウス突入(Into the
Moathouse) ホムレット村での散策を終えて、ようやくダンジョン探索に挑戦することになった邪悪戦士たちです。
ゾルダ「よし、俺はカエルを準備するぞ!」 この後、酒場でモートハウスについての情報収集をしていると、一人の魔法使いが話しかけてきます。 魔法使い「こんにちは。私はスプグノールと申す旅の魔法使いです。あなた方がモートハウスを探索すると聞いて、仲間に加えて欲しいと思いまして」 PC5人に加え、本作ではNPCを3人まで雇えます(最大8人パーティー)。獲得経験値は下がりますが、その分、余裕のある探索ができるってことで。 禿頭の戦士「オラはライモル。ご主人様、雇っていただけないだか?」 交易所で知り合った戦士も加入させて、当面7人パーティーで、モートハウスに向かう一行でした。 巨大カエルが出現して、思わず、カエルの苦手なマジブルーを連想してしまいました。 集中攻撃の結果、カエルを撃退。胃袋の中の王蛇は救い出されます。 王蛇「ちっ、ひどい目にあった。体中ベトベトだ」 バードの特殊能力「バードの歌」が発動。仲間の攻撃命中とダメージが1上昇します。たかが1とは言え、こういう地道な援護がなかなか侮れないのが、D&Dの初期レベル。 王蛇「ふう。何とか退治できた」 ホムレットの宿屋で回復した後、再度、モートハウスへ。さらに数体のカエルを倒した後、ようやく建物に入ることができます。入り口近くの塔でクモを退治すると、そこが睡眠場所になります。そして、塔から出たところ、
ゾルダ「(ビュンッ)いて、矢が飛んできた」 こうして、建物本館を守る盗賊部隊との戦いは、怒りの王蛇の突撃で勢いづいたまま終結。 |
レベル2パーティーの能力紹介 ●王蛇(浅倉威):レベル2バーバリアン。HP31。AC19。 得意スキル:威圧6、聞き耳5、サバイバル7 肉体ST6、反応ST2、意志ST0 ・コメント ・コメント
●キラー(仲代壬琴):レベル1バード/レベル1レンジャー。HP12。AC17。 ・コメント
●リジェ:レベル2クレリック。HP16。AC16。 ・コメント
●ナイト(秋山蓮):レベル1ローグ/レベル1ファイター。HP20。AC17。 ・コメント |
●2006年1月3日(火)・地下の廃墟(The
Underruin) モートハウスに入った邪悪戦士たちを待ち構えていたのは、 巨大ネズミ「チューチュー」 ネズミに噛まれると、病気になったりします。ただ休息をとると回復するので、大きな障害にはなりませんが、それが分かるまでは、どうやって治療するか、ルールブックを探して試行錯誤してました。 邪悪な僧侶の一団「ええい、見つかったか。かくなる上は、目撃者は皆殺しだ!」 こうして、最凶戦士王蛇の大暴れと、仲間の支援のおかげで、邪悪な僧侶たちは全滅。僧侶の遺品は、「金色の燃える目」の模様付きローブでした。
キラー「一体、これはどこの宗派のマークだろうな」 地下に降りると、遭遇したのは巨大な人食い鬼オーガー。オーガーと言えば、アイスウィンドでは1レベルで戦ったことがあります。今回は2レベルなので楽勝と思いきや、ナイトが一撃で13ダメージを食らって、ヒヤっとする場面も。しかし、それ以上の被害は受けずに撃破。 ノールの頭「ええい、まったく、あの頭のおかしいマスターにはイライラする!」 |
●2006年1月3日(火)・亡者使い(The Undead Master) 思わぬ強敵ノール軍団に対し、撤退を余儀なくされた邪悪戦士たちは、一度、ホムレットに引き返すことにします。 タージョン「なるほど。やはり、モートハウスには邪悪な僧侶の一団が巣食っていましたか」 キラー「よし! イカサマを見破ったぞ!」 キラー「さて、我々の目的だが、聖カスバート教会が持っていると噂されていた、力の秘宝アレの入手だ」 エムリディ草原は古戦場跡。ってことは、白骨化した死体がゴロゴロ転がっているわけです。そんな死体が地面からニョキニョキと生えてきて、スケルトン軍団が出現。しかし…… 本当に面白いです。 クマ「ぐわー」 キラー「ちょっと待て。こんな奴らまでいるのか、ここは?」 キラー「クマと巨人はまだ、どうしようもないが、このスケルトン軍団は収穫だ。今から、モートハウスの攻略を再開するぞ」 こうして、アンデッドマスターリジェに率いられた骸骨軍団を引き連れ、堀城砦に向かう邪悪戦士たちでした。(つづく) |
●2006年1月3日(火)・モートハウス陥落(Fall of the
Moathouse) 毒をもって毒を制す。 しかし……せまいダンジョンの中では、大勢のスケルトン軍団も意外と機能しません(苦笑)。ザコ大勢が群がっているのは、かえって邪魔だったりします。 キラー「分かった。無益な戦いはやめよう。金貨ならやる。俺たちもあれから稼いだからな。いくらだ?」 こうして、金の力でノール軍団を追い払うことになります。王蛇との会話の際に「金額をまける」という選択肢が出なかったのは、仲代先生との交渉能力の差って奴ですね。 ボス「あら、あなた達は一体何? この『美しきラレス』様の部屋に無断で入るなんて。副官たちは何をしているのかしら?」
ラレス「なるほど。あなたたちが邪悪ってのは本当みたいね。いいわ、だったら、わたしの部下にしてあげる。そうすれば、邪悪寺院にも案内してあげるわ」 こうして『美しきラレス』は、はかなく散ってしまいました。邪悪戦士なんだから、邪悪な敵に従うって選択肢もあったのですが、ラレスの話し口調に、あの仲代先生や浅倉が大人しく従うとは思いませんでしたし。 |
レベル3パーティーの能力紹介 ●王蛇(浅倉威):レベル3バーバリアン。HP37。AC19。 得意スキル:威圧7、聞き耳6、サバイバル8 追加フィート:武器熟練(ロングソード) 肉体ST6、反応ST3、意志ST1 ・コメント ・コメント
●キラー(仲代壬琴):レベル2バード/レベル1レンジャー。HP18。AC17。 ・コメント
●リジェ:レベル3クレリック。HP25。AC16。 ・コメント
●ナイト(秋山蓮):レベル2ローグ/レベル1ファイター。HP24。AC20。 ・コメント |