部品3画 | ||
口② | 甲骨文 |
象形。白川静の説(字統)では、祝詞などの重要な文書を収める器の形であり、甲骨文や金文で左の形のものはほとんどが「くち」ではなくこの「サイ」だとし、祭祀や神事に関係する文字に使われるとする。 この説により、従来、成り立ちが説明できなかった漢字についても解明できる場合が多く、白川文字学の最大の成果ともされているが、「特定の器種ではなく器物の一般像」とする意見(甲骨文字辞典)もあり、また字によってはサイではなく「くち」だとする説が有力な場合もある。 |
・使われる字・部品:右 石 名 古 言 語 知 台 同 鳴 高 局 品 君 向 号 商 命 問 和
;舌② 吾 谷② 咸
・楷書で口②と同形だが成り立ちの違う部品: 口(くち) 口③(円形や四角形の物品) ※字統によると、(「漢」旧字体の旁)は口②を頭上に乗せた巫女が焚殺される形で、上部の廿は(形は少し変わるが)口②だという。新字体では「くさかんむり」と同形となっており、この字書では②として収録する。の下部に「土」を加えたも同様。 |